キャッシュフロー表を自ら作成し、そのグラフを表示できるツールを、ダウンロードし使えるようにしました。
20年間の家計のキャッシュフローを計算できます。収入と支出の入力項目は、現実に合わせて細分化していますので、様々なケースで、項目分けして金額を入力できると思います。収入と支出の欄は、直接数値を入れられますが、規則的に発生するものは、計算式を入れて使うことができます。ダウンロードファイルでは、本人の収入、税金・社会保険料、基本生活費の項目に計算式を入れていますが、お使いいただくとき自由に変更して使うこと問題ありません。また、収入と支出の各項目には、増加率を入れる欄も設けていますので、物価上昇、賃金上昇等の変動分を考慮した計算に使えます。
年間収支の欄は、収入合計から支出合計を引いた金額です。単純に引き算していますが、自分が実際に把握している金額と差があると感じる時や違和感がある時は、一般に支出の把握は不十分な場合が多く、支出項目の中の使途不明金を計上して、実際に把握しているものに合わせることができます。年間収支額は、そのままその年の金融資産の流動資産に組み入れています。その年に資産運用のためお金を拠出している場合は、資産運用拠出と現金化の欄に入力します。このお金は、金融資産の資産運用項目に入ります。
金融資産欄は、基準年末の金額だけ入力できますが、その後の金額は年間収支と増加率での運用の結果が自動計算され表示されます。自動計算される部分は、直接入力できないように保護しています。金融資産の資産運用の金額を引き出すには、支出項目の資産運用拠出と現金化の欄に、マイナス額を入力する方法で実現できます。こうすることで、資産運用と家計の収支を連携し扱うので、資産運用をより身近に活用することにつながると思います。
年末ローン残高は、数値又は計算式を入力して使います。借入額、返済期間、利息から、毎年の返済額と年末ローン残高は計算できますので、シート内の別の場所で計算し、入力する使い方もできます。シート内の主なイベントの下のスペースは、入力制限(保護)をかけていませんので、自由に使えます。税金や社会保険料をより正確に計算したい場合にも活用できます。
ダウンロードのエクセルファイルの別シートで、キャッシュフローグラフを表示しています。このグラフには保護をかけていますので、編集等はできません。キャッシュフロー表の金額の変化で軸設定が自動で変わりますので、使う上であまり不便はないと思います。グラフに表示しているのは、上記キャッシュフロー表で計算した金額の内、年間収支、年末金融資産残高、年末ローン残高です。大まかな見方として、年間収支が赤字になっても、年末金融資産残高がプラスの時は、家計破綻はほぼ無いと見ることができます。また、年末金融資産残高が下落傾向の時は、家計の見直しが必要になる可能性があります。年末金融資産残高が一方的な右肩上がりになるような場合は、支出をもっと増やして問題ないことなります。お金は、増やすだけでは価値がありません。使うことで初めて価値がでますので、自分のやりたいことの原資として、思いきり使うことが大切です。
ツールは、エクセルファイルです。下部から、自由にダウンロード使っていただけます。また、この内容では物足りない、もっときちんと作りたい、もっと長期間の計算をしたい等のご要望がありましたら、相談をお申込み下さい。必要データをご提供頂いた上で、ご要望、お考えをお聞きし、こちらで作成させて頂きます。
2024年12月2日公開